遠隔管理の管理会社ってどうなの?

あまり多くはないが遠隔管理をしている管理会社は存在する。管理会社所在から片道2時~3時間くらいの場所に管理物件がある場合なんかは遠隔管理と言っていいと思う。

さらに片道3時間以上かかるような場合は自社だけでは対応しきれないので、現地の業者と二重管理する場合もある。

遠隔管理を行っているような広域エリア型の管理会社のメリットは何より広い範囲の物件を引き受けてくれる点にある。

例えば、和歌山、姫路、滋賀に物件を持っているとして、普通は現地の管理会社3社とやり取りをする必要があるが、広域管理なら1社だけとのやり取りが済むので、ある程度、管理会社と息があってくるとやり取りが楽というのがある。


通常の管理会社は物件の距離が遠すぎると管理を断るケースがほとんどである。交通費や移動時間に対して利益が釣り合わないからである。

管理会社の業務は下記のようなPM業務から

  • テナントや入居者の募集・案内
  • 契約・更新・退去等の手続
  • 家賃等の回収・督促
  • トラブル・クレームへの対応

下記のようなBM業務まで多岐にわたる

  • 建物や外構、植栽などの清掃管理
  • 建物や設備の点検・保守管理
  • 修繕・改修などの工事管理
  • 建物や敷地の巡回警備、防犯
  • 消防、防災設備の管理 など

BM業務は外注業者に依頼できるので現地に出向く必要はないが、PM業務は外注することが難しくどうしても現地に出向く必要があるのだ。

遠隔管理業者のデメリット


遠隔地であれば、移動にかかる交通費、移動時間は重くなり、極力現地に行かないようにするのが当然である。

現地に行く回数が少ないということはその分入居者に対するレスポンスも悪くなり管理の質は下がる。

客付け業者への挨拶周りも減り、FAXや電話メールでの客付け依頼が多くなり、厳しい条件の物件は決まらなくなる。

今度退去立ち合いで行ったときにまとめて処理しよう。こんな感じに全ての業務が後手後手になりがちなのだ。

交通費や移動時間でコストが増える分管理会社は利益を得る必要があるので、当然改装費など利益を多く載せる必要がでてくる。

メリットはあるが、総じてデメリットの方が多いので遠隔管理はあまりオススメしない。ただ、やり取りが楽というのは賃貸管理の運営をする上でとても大きなことだとは思うので、デメリットを受け入れてなお遠隔管理で大丈夫という方は遠隔管理の管理会社もありかもしれません。

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